2019年3月23日
(2018.10.18の記事を更新しました。)
日々、使うごとに色が変わっていく真鍮。
真鍮は、水や汗に触れ、そのまま放っておくと酸化し、表面が曇っていく特徴があります。 お手入れ次第で、使う人の色に変化していく、とても愛らしくてまるで生きているような金属。
前から試したかった色比較。
同じモデルで3つの真鍮リングを撮影してみました。
左から、
・研磨した直後のリング
・数日間着用後した後、磨きクロスで磨いたリング
・数日間着用後、さらに数日間そのまま放っておいたリング
・研磨した直後のリング
表面がキラキラと輝いています。金にとても近い色ですが、少し金色の黄味がかった色よりは、すっきりとしたと金色です。
えむのみのアクセサリーはこの磨いた状態で納めさせていただいています。
・数日間着用後した後、磨きクロスで磨いたリング
肌に触れて少し酸化が進み、表面が曇った感じになった後、少し磨きました。
ピカピカとまでいかず、落ち着いた柔らかい金色です。
・数日間着用後、 さらに数日間そのまま放っておいたリング
肌に触れて酸化した後に、空気中の水分などでさらに酸化が進み深い色味に変わりました。
なんとも、この色味の変化。
使うごとに、深い深い色味に変わっていく。
日本の”侘び寂び”のまさに、
「閑寂さのなかに、奥深いものや豊かなものがおのずと感じられる美しさ」が
真鍮の色味から見られる気がします。
耐久性があり、劣化もしにくく、加工もしやすいことから、
古くから身の回りの多くのものに使われている真鍮ですが、
仏具などにも多用されているのも納得がいきます。
こちらの写真からは、光を受けて反射する割合が、左の真鍮が一番多く、
一番右の真鍮が一番少ないのがよくわかります。
着用画像も撮ってみました。
私の肌には、中央の磨いてメンテナンスをした真鍮が一番肌馴染みがいい気がします。
好みにもよりますが、色白の方は、小指につけたすっきりとした色の方が合うと思いますし、
もう少し肌の色が暗い方には、中指の一番燻んだ色が肌馴染みがよいと思います。
あなたは、どの色が好きですか?
真鍮アクセサリーを使うときはぜひ、自分の肌の色味との相性や、
キラキラが好みか燻んだ感じが好きなのか、
また、重ね付けをするリングの色味との組み合わせなど、
色々な要素を見ながら好きな真鍮の色を見つけて、
自分色に育てて楽しんでみてください。
参考元:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』わび・さび
コメントを残す