2020年5月4日
しばらく着けていなかった真鍮の髪飾りが
奥の方から出てきたので
真鍮のメンテナンスをしました。
洗面所に置いていたので、湿気と汚れを放置していたせいか、
表面は曇った感じに、
そして緑青という、青緑色の錆が少しできてしまっていました。
以前にも紹介したことがありますが、
私がしている簡単なメンテナンス方法を
写真とともにご紹介します。
用意するもの
・重曹(掃除用)もしくは金属用磨きクロス
・少しの水
・マスキングテープ(アクセサリーのデザインによる)
重曹と金属用磨きクロスでは仕上がりが異なるのでお好みで選んでください。
重曹は軽く汚れ・曇りが取れ、クロスは艶が出るまで磨けます。
今回は、重曹でまず磨いてから、クロスで仕上げをしました。
1. マスキングテープで保護する。
デザインにもよりますが、真鍮以外の素材が組み合わさっている場合は、真鍮以外の部分を保護します。特に、布や革、糸など。
金メッキのチェーンやパーツも重曹でこするとメッキが剥がれてしまうことがあるのでなるべくこすらないようにするか、マスキングテープで保護を。
また、マスキングテープの代わりにアルミホイルを使っても大丈夫です。
今回は、ずれ防止のためにマスキングテープを使いました。
2. 重曹にほんの少しの水を加え、真鍮を指でこする。
少しだけ湿った状態の重曹を作り、その重曹を付けながらひたすら指で磨いていきます。
3. 水で軽く流し優しく布やティッシュで拭きます。
磨いた部分のみを水で軽く洗い、布、ティッシュ、キッチンペーパーなどで優しく拭きます。
磨いた後は、ほんのり曇りを残したまま、緑青が消えました。
4. さらに艶を出したい場合は、磨きクロスで磨いていきます。
金属専用の磨きクロスには研磨剤が含まれているので、肌の弱い方は、薄いゴム手袋などをしても良いと思います。
いい頃合いになってきたら、完了です。
クロスで磨くとツヤが出ました。
こちらが、磨く前、重曹で磨いた後、クロスで磨いた後の比較画像です。
並べて比較すると違いがよくわかります。
重曹で磨いた後は、曇りがとれつつも真鍮の深みのある色味は残ったままです。
クロスでさらに磨くとピカピカに輝きました。
個人的には、重曹だけの深みのある素朴な感じが好きですが、
金色に輝いたツヤのある感じもキリッとしていて素敵です。
放って置けば曇り、磨けば輝いてくれる、
このように真鍮は、メンテナンスの方法で
あなた色の好みに近づけることができるとっても愛らしい金属なのです。
また、シルバーやゴールドも同じ要領でメンテナンスできます。
今回使用した磨きクロスは、商品お届け時に同封しているハードタイプのものですが、
他にもスーパーハードタイプ、ソフトタイプなど金属によって適切なものがあるので
アクセサリーの種類によって使い分けてください。
こちらは、東急ハンズさんなどで手に入りますよ。
Amazonでも販売されているのでリンクを付けておきます。
KOYO ツヤ出しクロス(ハードタイプ)
最後に復活した髪飾りを着けて。
奥の方に眠っている真鍮やシルバーなどのアクセサリーがもしあれば
ぜひ蘇らせてあげて、色の変化を育てて楽しんでください。
パーツが細かく組み合わさりご自身でのメンテナンスが難しい場合や、黒くなりすぎた!という、生まれ変わらせたいえむのみのアクセサリーを お持ちの方は、メンテナンスサービスも承っております。
まずは、メンテナンスご依頼の旨、お問い合わせからご連絡ください。
※日本から郵便でフランスまで送っていただくことになります。
例えば、アクセサリー1点を手紙扱い(定形郵便物)で送りますと、送料は300円以内におさまります。 (定形郵便物:長辺 14~23.5cm・短辺 9~12cm・厚さ 1cmまで/50gまで)
到着次第、ご連絡させていただき、メンテナンス内容を確認いたします。
一緒にパーツ交換なども承っております。
※フランスと日本との往復の長旅になりますので、 送付・メンテナンス・返送の全部で最低3週間はお見積もりください。
それでは、今日もみなさまが元気で楽しく過ごされますように。
Bonne jounée!!
素敵な1日を。
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時間がたっぷりある時に、お気に入りのジュエリーを一緒に作りませんか?
気持ちを少しでも明るくできるお手伝いができればと思います。
気になる方は、下記からオーダーメイドジュエリーのこれまでの例をご覧ください。
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