仲秋のバランス

2019年9月17日

オーベルニュでは、少しずつ秋も深まり
朝は息が白く、夜は肌寒くなってきました。


このところ、家族や友人を招待することが重なり
我が家のキッチンはいつもに増してフル稼働。



土曜日は、
健康を気遣う彼らのために、ヘルシーなものを用意。

なるべくオーガニック、動物性乳製品なし、グルテンフリー。

・オーガニック生野菜の前菜
・エビとタラのソテー
・米粉と豆乳、えん麦乳のベシャメルきのこソース
・蒸し野菜
・グルテンフリー砂糖控えめのフルーツタルト


気がづくと、病気にでもなったの？というラインナップに。


特に、動物性乳製品を使わないとどこか物足りなさが。
でも招待客は、健康的だったと、とても喜んでくれていました。




日曜日は、友人宅に呼ばれ、
彼らの故郷の食事を振る舞ってくれました。

土曜日のそれとは対照的な動物のオンパレード。
子羊のレバーに、リ・ドゥ・ボーと言う仔牛の胸腺、鶏のクネル。
脂っこいのか？、臭いのか？と恐る恐る口に運ぶも
どれも意外と淡白で大変美味しくいただきました。

デザートには自家製タルトタタン。
キャラメルの具合が最高で
少しだけ焦げた香りがなんとも言えず。
いつかレシピを教えていただきたいタルトでした。


土曜日のフラストレーションを消化するかのような日曜日。
健康食もいいけれど、ほどほど。
肉食もいいけど、ほどほど。
いつも結局は、「バランスだよね。」というところに行き着くのです。

食事の後は、友人たちと森を散歩。
自然のパワー、友人たちとの癒しの時間でフルチャージ。


やっぱり日本での都会の生活も好きだったけれど、
自然のすぐ近くの生活も好き。
でもずっと田舎で生活するのはいつか息切れしてしまう。
いつかは同じ人ばかりに会うのも疲れる。（と言うと怒られると思うが。）

だから時々、都会に出たりするのがいいのだと思う。
それもこれもバランス。


いい塩梅に心が満たされる今を常に見つけられたらいいなと思う週末でした。


ありがたやー、ありがたや。
食も自然も人もありがたや。


皆さんもバランスのとれた仲秋を・・・。